看護師がコロナ禍で勉強すべきこと

看護師がコロナ禍で勉強すべきこと

看護師の仕事は技術職です。間違いない。
看護師の仕事は知識豊富で常に更新が必要です。間違いない。
看護師の仕事は肉体疲労を伴う労働です。間違いない。
看護師の仕事は精神疲労を伴う労働です。間違いない。
そんな時に、看護師としてコロナ禍の今、何を勉強すべきなのか。
そんなお話。

目次

知識だけでは看護はできない

看護師になるためには膨大な教科書と授業時間を費やします。実習もほぼ1年かけて挑み、評価され、看護学校を卒業し、国家試験を合格しないと看護師になれません。

今更何を・・・という話なのですが、すなわち「勉強しないと」看護師にはなれないのです。本当に勉強してない人は、看護師になれない行程なのです。

じゃぁ、知識豊富で成績優秀だった人が看護師になったら、優れた看護ができるのか?

否!

臨床に出るとそうは問屋が卸さないんだな。

例えば成績優秀だった人が臨床に出ると、少しニュアンスが変わる場合があります。
「頭でっかち」はダメなんです。「物知り」でもダメなんです。
「医者気取り」「ミニドクター」と揶揄されるような看護師はもっとダメ。

医者でもなきゃ、医者にもなれない、そもそも目指してもない、看護師なのに医者気取りなんて最悪でしょ。

要するに看護ができていない、治療に目が向いていると言う揶揄なのです。
看護の知識は地平線と同じくらい広くてたどり着かないものですよ。んー、広い。

技術だけでも看護はできない

「この看護師さんは上手❤️」と評価されるような患者さんに対して苦痛を伴う技術を提供する場面は臨床では沢山あります(例えば点滴や注射)。

インフルエンザ検査やPCR検査の時の鼻綿棒ぐりぐりも、車椅子移乗も、お風呂介助や排泄処理(おむつ交換)だって、立派な看護技術です。

では、毎回無愛想な看護師が、みんなが「むずかしい血管」と評するあなたの血管にパシッと点滴ができたら「いい看護ができている」のか?

否!!

それがどんなにピカイチでも、技術だけでは看護は成立しません。

あなたは三つ星レストランで素晴らしい料理が出てくる店の店主には、店の味だけを求めますか?また「行きたい」と思いますか?

看護の世界では、点滴や体位変換などのhow-toを「手技」といい「技術」とはいいません。
「手技」では看護ができません。「看護技術」ができないとダメなんです。

知識+技術+?=看護

要するに、看護という言葉は複数の意味を混在させた「概念」だと私は考えています。

どんなに知識豊富でも技術がなければ、患者さんから信用されません。

「手技」があっても患者さんの安心は得られません。
もちろんそこに知識もなければ、手先の器用な学生のアルバイトで十分です。資格者じゃなくて十分です。

では、看護を形成する中で何が一番大切かと問われれば「コミュニケーション能力」だと断言できます。
知識が不十分でも、コミュニケーション能力があれば、患者さんの訴えを引き出すことができる。それを他の人に相談することもできる。チームワークで看護ができる。
技術が未熟でも、コミュニケーション能力があれば自分の未熟さを素直に伝えつつ、多くの患者さんは未熟者のための「手技向上」のために協力してくれ、自分を成長させてくれる。

コミュニケーション能力は全てをカバーし、全てをプラスに変える力があります。

コロナ禍での「新しいスタイルの看護」ができるには

コロナ禍では、触れ合うこと(タッチング)ができない、無防備に対面で話すことができない、など昔から培ってきた温もりを伝えるアナログな方法ができない。
画面越しで、プレート越しで、ソーシャルディスタンスで、看護をせざるを得ない。

にっくきコロナウイルスの野郎め!

同じ場所を共有することはできないかもしれない。

だけど同じ時間を共有することはできる、と視点を変えてみる。
そこに患者さんが価値を見出せるかどうか。
孤独を回避させることができるか。

そうなると、技術よりも知識よりも、不安な時間を解消すことができるコミュニケーション能力の高さこそが、今もっとも求められるスキルかもしれない。
ZOOMでもLINEでもSkypeでもFaceTimeでもなんでもいい。
全てはコミュニケーションツール。

それを今は当たり前のように設備として取り入れようとしているのが今の病院だ。
今まで対面しかしたことがない世界で、診療で、面会で、回診で、あらゆる場面でコミュニケーションツールを用いて挑もうとしている。

大丈夫だろうか?
学校で学んでないよ?
訓練してないよ?
教育されてないよ?

今まで蔑ろ(ないがしろ)にしていたコミュニケーション能力が問われるぞ。

専門職という魔法の言葉で技術を磨き、知識向上に努め、資格至上主義に生きてきた看護師ができるのか?

どこでそれを学べるんだろう。
今から学べるのだろうか。
今までの教育やラダーには入ってないぞ?

いやいや、大丈夫。

そのヒントは「エンターテイメント界」にあると思っている。

さぁ、勉強する視線の先を、購入する教科書を変えてみよう。

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