ヴァンガードVと私(後半)〜ポーポー的映画感想〜

ヴァンガードVと私(前半)〜ポーポー的映画感想〜

無駄に長くなったこのお話。

いや、無駄こそジャッキーなんだよっ!

ということで、後半スタート!

目次

違和感こそジャッキー映画・・・だけど。

そう。ジャッキー映画は違和感の連続です。

特に少年のような心を忘れないジャッキーの映画だからこそ、映画ならではの夢の乗り物が満載だった。

「サイクロンZ」であるワンシーンのみ急に出てきた、謎の2人乗りの車(のようなもの)!明らかに乗り心地の悪そうなそれは、そのシーン以外全く登場しないが、なぜかカッコよく見えた!

「スパルタンX」での三菱デリカは「スパルタン号」と名前を変え、車内にはもちろんパソコンが搭載されており、ポチッとボタンを押すだけで自動で販売移動車に変身する無駄にバッテリーを食うシステム搭載!
しかし客の注文を届けるのは、ジャッキーやユンピョウがスケボーで届けるという・・・
何故だ!かっこいい!!

と、「なんだよこれ」と思わせながらも、ぐうの音も出ないほどの「謎のかっこよさ」で黙らされていた私ですが、今回の映画内で出てきた「映画だよ?ほら、かっこいいよね!」グッズには苦笑いの連続でした。

どうも見ても「ハト」だけど実はスパイロボット、どう見ても「蜂」だけど実はスパイロボット。
昔の映画ではハイテクなんだろうけど、今の時代の映画的には・・・んー、どうなんだろうな。

ヴァンガードの基地も、まるで昔のゴジラ映画に出てきたような時代錯誤なデカいコンピューターやらレーダー?に囲まれて、なんだかなぁ・・・
だけど、その基地では部隊員が地球上どこにいてもわかるGPSシステムに通話システム、バイタルサインまで把握できる「何か」を身につけていて、何もかもがウルトラハイテクで全ては謎のままだ。

武器も架空かと思えば、妙にリアルなもののあるし、かと思えばぶっ飛ぶほど(言葉の通りです)嘘くさい武器まであって、もう「なんでもあり」の世界。

私が歳をとったのか?少年の心を無くした私が悪いのか?

永遠の少年ジャッキーについて行けない!

そして、なぜか全てのカーチェイスシーンなどちょっと早送りなのなんでなんだ?

常に1.25倍速くらいの、あの謎の早送りは一体・・・?

「あえて早送りしている」としか考えられないセンス。

なんでだろ。

これは・・・・ジャッキーなのか?

ジャッキーのセンスなのか??

ジャッキーと私の距離を感じる・・・。

エンドロールのNGシーンがまるで本編

そして、ジャッキー映画のエンドクレジットといえば「NGシーン」。

だけど、そもそもジャッキーがそんなに出演していないので、自ずとジャッキーのNGシーンは少なめだ。

その代わりなのか、ジャッキーがスタッフに気配りをしている(もしくは普通に食べ物を配っている)オフショットシーンがやたら多い。
いや、別にそんなシーンならいらないよ!NGシーンがないなら、カメラワークを真剣にニコリともせずに話しているあのジャッキーが見たいのだ!

と思ってたら、散々話題になってた「激流チェイスシーンで溺れそうになるシーン」が映し出され、緊張感ある「演出」が始まる。
そして、突然ジャッキーの甘い歌声が流れ出し、説教くさい字幕歌詞が出る。

朗々と歌いあげるジャッキーの歌声が館内に響き渡る・・・・。

・・・・これだよ。これなんだよっ!!
これでこそ、ジャッキーなんだよ!!

もはやこれを観るための壮大な前振りが「プロジェクトVだったんじゃないか?」くらいの気持ちが芽生えてきたぞ!!

と思いつつも、「それじゃぁあんまりだよ」と思う自分もいる。

なんなら、このシーンもジャッキーはわざと溺れそうに演じたのではないか?とすら思えてしまう。

だって、それくらいならジャッキーならできるはずだもの。

スタンリートン=村西とおる説

そして、やたらNGシーンに出てくるのがスタンリー・トン監督だ。

・・・・お前か!!この全ての違和感の原因はっ!!

ジャッキーと仲良く談笑しているスタンリー・トン、
ジャッキーと屈伸しているスタンリー・トン、
アクション指導しているスタンリー・トン、
画角にこだわっているスタンリー・トン、
トランシーバー片手に真剣な顔して指示しているスタンリー・トン、
スタンリー・トン、スタンリー・トン、スタンロー・トン・・・・。

もういいよ!!!出過ぎだろ!!ジャッキーもはや映ってないだろ!!

ジャッキーが監督ならわかるけど、あなたはジャッキーじゃないから!!スタンリー・トンだから!!

だんだん、スタンリー・トン監督の「どう?私の作品最高でしたよね?」という強すぎる圧を勝手に感じだしてしまう私。

そしてスタンリー・トン監督の七三分けのヘアスタイル。

スタンリー・トン監督の繰り返し映し出される笑顔と真剣な表情。

似てる。

ダブって見える。

そう、村西とおる監督に。
全裸監督に!!

とおる

「お待たせしました。お待たせし過ぎたかもしれません」

で、お馴染みの!山田孝之じゃなくて本物の方!!

私世代でも珍しい方ですが、私はギリギリ村西とおる作品に触れております。

好奇心旺盛だったので、そこもジャッキーイズム(強引)として好んで鑑賞いていました。

で、その割には私は苦手だったんですよね、村西とおる作品が。

とおる

「どうですか?最高でしょう?」

という自己満足作品の連続と、監督なのに隠しきれない女優より「俺だ!」という圧が、おっぱいを超えて伝わるんですよっ!!(なんの話だよ)

で、スタンリー・トン監督が映し出されるたびに、村西とおる監督とダブってしまうわけですよ。

で、ふと思ったんですね。

あの、謎の武器も、マーベル映画っぽいカットも、ジャッキーオマージュがイマイチなのも、そして全てに違和感を感じたのは「スタンリー・トン監督」だったのか!だからジャッキー映画なのに距離感を感じたのか!って。

最後まで言わせてもらうけども、あのラストシーンのくだりはなんだよ!

魔法というか、CGというか、「なんだこれ?」としか言いようのないストーリー展開だったぞ!あんなの手品じゃないからな!!

ラスベガスでの大円団も、急にドキュメンタリーちっくな「バイバーイ!」みたいな流れも違和感だしっ!

なんだろ、このセンス。

とおる

「ナイスですね」

そんなスタンリー・トン監督の声が聞こえてきそうな終わり方だったなぁ。

ほら貝吹くアイデアの時の方が私は好きだなぁ。

・・・・え?違う?

愛すべきダメ映画

ということで、概ねジャッキーファンからは好意的な評価である「プロジェクトV」をこんなふうに書いてしまって怒られそうですが、あくまでも個人的感想なので異論も反論も受け付けません!!

だって、こんなふうに書いてますけど「大満足」なんですよ!!

偏愛ですから!!もはや「嫌いなのに好き」なんですから!!

スクリーンでジャッキーがニッコリ微笑むだけで、私は1800円の価値を感じるのですから!!

てか、そもそも配給会社さんも「ヴァンガード」とか、もうそのまんま「急先鋒」にすりゃいいのに、なんで「プロジェクト」シリーズにするかね。

そこに愛があるんか!(By 大地真央)

それにスタンリー・トン監督。

きっと「カンフーヨガ」で味しめちゃったんだろうな・・・。

映画が終わり、おじさん4人が席を立つ後ろ姿、私には興奮した背中には見えなかったですよ。

もちろんLINE交換もしませんでした。

そしてポップコーンを食べ尽くした青年は、実は映画館でポップコーン売り場のバイトのお兄ちゃんだったらしく、バイト仲間には「なんか中華って感じでした!」と笑顔で感想を述べていました。

もしかしたら、その一言が一番的確なのかもしれない。

「ドラえもん」や「ミッキーマウス」を絶妙な違和感で模写する国。

そんな皮肉が彼のコメントにはあったように感じるのは深読みのしすぎかな?

まとめ

ジャッキーファンであればあるほど、ジャッキーに派手なアクションは求めていないと思うんですよね。

それよりも、昔は扇子をクルクルと無駄に動かしたように、帽子をくるくる無駄に回して被ったり、ボールペン1本を無駄に動いて取ったり、カバン持つときに無駄に投げてみたり、カップヌードルを消しゴム鉛筆で食べてみたり・・・と、その「無駄」をジャッキーがやるから超カッコいいのになー。

そーゆーのなら、まだまだ現役じゃないのかなー。

とまぁ、皆さん、この映画は是非とも大画面確認してください。

じゃないと逆に「面白くない」ですよ!?

サブスクでラインナップされたら見ないと思いますね(キッパリ)。

初期の長渕剛を求めて、今、長渕剛のコンサートいきませんよね?

それくらい、昔と今じゃ違う映画として受け入れて、なおかつツッコミまくってください!

結局、ジャッキーがニッコリ笑えば全てハッピーエンドですから!!

ありがとう、ジャッキー!

前編はこちら!

公式サイトはこちら!

映画『プロジェクトV』公式サイト
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