看護部で激推しすべき勉強方法は「メディカルオンライン」だ!

私達、看護師は常に勉強することを求められています。

日々、様々な疾患の患者さんと向き合い、医師の指示に向き合い、看護を提供します。

看護観に症例検討にケースレポートに看護研究。
ラダーに認定制度に専門制度、そして特定行為。

看護師である以上、我々は絶対に勉強し続けないといけない。

だけど、どんな方法で勉強していいのかわからない。誰も教えてくれない。
独身、既婚、子育て、男性、女性、急性期、慢性期、専門領域、新人、中堅、ベテラン・・・・。
そんな人達をマルっと飲み込んで共通して使える勉強ツールを今回はおすすめします。

コレは個人的な取り組みではなく、ぜひ看護部で取り入れてほしい勉強方法です。

では、はじまりはじまり。

目次

ラダーよりも自己学習こそ勉強

各病院、というか、それぞれの看護部が「素晴らしい」という教育方針をぶち上げています。

その中心はもちろんラダーですね。

まるで文部省のように君臨する「看護協会」が指し示す項目を中心に、病院によって、いや看護部によって、いや部署によってラダーは「個別性」を作りそれを「売り」にしています。
病院の規模も、組織の大きさも、組織の特殊性も違いますからね。「みんな違ってみんないい。」ということです。

ただ、私はこのラダーが好きではありません(断言)。

もともと勉強から逃げてきた学生人生ですし、無論劣等生でしたから、生粋の「上からやりなさいと強制される勉強なんかやりたくねぇ!」と言う厨二病がシジュウをとっくに超えても発動してしまいます。

「俺は学校に来てるんじゃねぇ!仕事しに、金を稼ぎに来てんだよっ!!」

と、無駄に熱くなってしまいます。

なので、就業フェアなどで

「どんな教育を受けることができますか?」

と目をキラキラとさせてブースに来る学生さんや新人さんには正直「イラッ」としてしまいます。

「安心して!こんな素晴らしい教育方針が教育環境があるよ♥」

と説明する看護師にもイライラします(わかってます、偏見です!)。

ポーポー

「お前がバカだと迷惑するのは患者さんだから、どうやってでも一定レベルに達してもらうためにあるのがラダーであり、ラダーという名の(虎の穴)なんだよぉっ!!」

とケツ蹴り上げてやりたい気分になります。

命のやり取りをするかもしれない、患者さんの人生に関わる仕事を選んでおいて、資格を得た後に当たり前のように学校の延長を求めるのは甘いっ!!

そう思うのです。

「ラダーでまだそれを習ってないからできない」じゃぁダメなんです。

看護師として働いてるなら、どんな症例が来るかわからないからこそ、引かれたレールの勉強だけしてちゃダメなんです。
自己学習こそがめちゃくちゃ大事なんです!!!

・・・え?厳しいですか?

看護部よ、病棟ごとに購入する雑誌はやめよ!

自己学習ができやすいように環境を整えることこそ、まずはやるべきことだと思います。

そのために残業が発生しないようにすべきだし、有給や休養をちゃんと取れる環境を揃えるべきです。
ラダー参加のために休み返上で出勤し私服参加するなんて、私からすれば愚の骨頂です。
安息を与えない組織に成長を望む資格なんぞあり得ません。虫が良すぎる。

自己学習や自己研鑽していく際、最新の情報を得ることは非常に価値のあることです。
常にこの業界の情報は日進月歩であるジャンルが確実にありますからね。

とはいえ、非常にベーシックな情報や毎年毎月同じことを繰り返す作業内容を学ぶ(教育する)、という側面も存在します。

例えば、新人入職の4月はオリエンテーション、5月は少し悩みが出る時期、6月は具体的な業務に・・・といった感じです。

その両面をカバーしてくれる便利なツールが「雑誌」だと思います。

いろんな種類の看護系雑誌がありますよね?
「エキスパートナース」「プチナース」等の照林社、「ナース専科」等のエス・エム・エス、「オペナーシング」「ハートナーシング」等のメディカ出版などなど。
それぞれの専門分野の雑誌をそれぞれの部署が希望して年間購読していると思います。

私も過去の経験上、それを大いに活用して勉強していましたし、大変役に立ちました。個人的に定期購読した時代もありますし、欲しい特集の時だけ購入したりしていました。

そして、今の時代やっぱり便利になっているんですね。
Apple Musicやdマガジンがあるように、やっぱりこのジャンルにもあるんです、そういうサブスク的なやつが!

そいつの名前は「メディカルオンライン」だ!!

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医学文献検索サービス -メディカルオンライン メディカルオンラインは、医学文献の検索・全文閲覧をはじめ、医薬品、医療機器、医療関連サービスの情報を、まとめて検索し提供する会員制の医学・医療の総合サイトです。

「メディカルオンライン」はいいぞ!

ポーポー

説明しよう!!

私の場合、勤めている病院が「メディカルオンライン」を契約してくれている(法人会員 フリープラン)。わーいわーい。
病院(法人)が契約する、これが大前提である!!

個人契約もできるようだが、それはお勧めしない!なぜならお高いからだ!!

そして病院(会社)は自己学習できる環境を整えるべきである(という強い主張)!
ということで、法人でばっちり契約してもらおう!!

今回契約プランを読んでみたが・・・難しい!そこは総務課さんにお任せしよう!!頼むよ総務課さん!!

で、ここでの交渉ポイントは

「アブストラクトだけじゃ勉強にならない!全文ダウンロードは譲れない!!絶対に欲しい!!」

ポーポー

ここがポイントだ!

せっかくた沢山の雑誌が読めるのに、そこをケチられていると意味がない!
なので、そこが通らないならやらないほうがいいぞ!

昔勤務していた病院では、同じ雑誌を3部署でそれぞれ定期購読していたこともある。
いちいち図書館的なところに借りに行くなんて非現実的だし、読みたいときになければ意味がない。
だからそうなるわけだが、どう考えても同じ雑誌を3つも定期購読するなんて経営面からすればとてつもなく無駄だとも思ってしまう。

繰り返すが、1つの病院で同じ雑誌の定期購読を3つも契約するんだよ?回し読みしてくれよ、と普通思うだろう。ね、経理課さん?

そこで、この「メディカルオンライン」のご登場だ!

そんな心配ご無用だ!みんなが平等にどこでもいつでも観覧できる!
とにかく掲載雑誌や論文が多い!もう本当に多い!
詳しくはここを見ておくれ!

で、私が最も利用するのは「文献を検索」機能と「メディカ出版」の雑誌観覧だ!!

数多く読める文献の中でも「メディカ出版」の各専門誌を読めるのが嬉しい!

そもそも専門誌はどれも高値だし、どこの本屋さんにも置いているわけじゃない。
そもそも本屋さん自体減少している中で、各専門雑誌が読めるのがたまらなく嬉しい!そしてやっぱり勉強になる!

最新号はさすがにアブストラクトのみだが、少し時間がたけば各特集がPDFで全文観覧できる。
そして必要なら印刷だってできてしまう。
無論、バックナンバーも山ほどある。いやー、すばらしい!

それに、先程述べたように「最新の情報を知る」にしても「どこからの情報なのか」という根本は大事なので、ここから吸い上げる情報ならまず問題ないだろう!

dマガジンなど雑誌系サブスクを使用している人なら大体想像つくと思うが「いつでもどこでも多くの種類をの雑誌を簡単に見ることができる」これを味わってしまったら、雑誌をちまちまコピーする時間も、先輩や後輩が読みたい雑誌をいつまでも返さないから読めないというストレスも、今の自分の専門領域とはあまり関係がないけど読んでみたい特集だけどお財布事情が・・・といった全てから開放してくれるのが「メディカルオンライン」なのだっ!!

1日1回は覗くクセをつける

「メディカルオンライン」は本当にメディカルに特化した情報がギュっとしているので、医療裁判事例が掲載されていたり、おくすり情報は私にはよくわからない難しいことも書いてるし、いわゆる添付文章や薬価など掲載していて楽ちんに検索できる。医療機器の情報だってある。
学会カレンダーもあって何気に興味本位で見てしまう。
書籍販売もしているが、ここは利用したことないのでよくわからないけど、まぁ手広くやってるんだな〜という印象だ。

要するに、インターネットを使って勉強しようと思ったとき、大事なのは誰が教えているのか?その内容は正しいのか?という点は避けて通れない。
インターネットは玉石混交ということを忘れてはいけない。その際に「メディカルオンライン」は大変有意義な存在である!

YouTubeでも親切で勤勉でユーモアに溢れたYouTuberたちが看護系や医療系の動画が沢山わかりやすく教えてくれているが、はやりそれとこれは分けて考えるべきでしょう。

専門誌を買わなくなってししばらくなるが、メディカルオンラインを毎日観覧するようになったのは、本当に病院に感謝という気持ちしかない。

なにもラダーだけを否定したいわけじゃない。看護師で働く以上、知識の更新は絶対条件だ。
ただ、もう我々はプロなのだから、その姿勢は忘れてはいけない。給料をもらうことに、患者さんと向き合うことに真摯にならなければいけない。
勉強がしやすい、勉強をしたくなる、そんな環境創りこそラダーより先に取り組むべきだろう。

その1つとして「メディカルオンライン」の提案です。
どうでしょうかね?看護部長さん、みんな喜びますよ。
そして、不勉強な看護師に言ってやってください。
「メディカルオンライン読んでないの?」って、ね。

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